学部案内:人材の養成に関する目的及びその他教育研究上の目的

人材養成に関する目的

本理工学部は、人材養成の基本目標(教育理念)として、「未来型科学技術者の養成」と「人間性豊かな社会人の育成」を掲げている。

『未来型科学技術者の養成』

急速に進展する科学技術に先駆け、創造的かつ自由な発想と自発性・自律性、複眼的思考力による問題の発見・解決力、科学技術と人間・社会との調和を考える力を有する「科学技術に関わる個性と資質・活力を有する未来型科学技術者」を育成する。

『人間性豊かな社会人の育成』

社会をリードする良識ある人間性、環境と共生への倫理性、福祉への眼差し、ボーダレス的実行力、対人的及び国際的コミュニケーション能力、リテラシー駆動力、健康な心身などを備えた「21世紀を生きる人間としての資性・感性を有する人間性豊かな社会人」を育成する。

教育研究上の目的

時代に即した効果的な教育研究を推進するため、「理工学科」の基軸となる部門を理学系、生命理工学系、情報システムデザイン学系、電子・機械工学系、建設・都市環境学系の5つの学系とし、従来の教育研究分野の相乗的融合を図り、創造性豊かな技術者を育成する。さらに、相互の学系間の連携を図ることにより、異なった研究分野の交流を活発にしながら、幅広い専門性と社会性を兼ね備えた人材を育成していくことを目標とする。

大学科制により、学問分野を横断した基礎教育科目を設置し、現代社会を支える科学技術とその根源にある理学を軸とした基礎的な知識と技術の習得を図るとともに、社会が必要とする高度専門技術者・科学者を養成するため、次の5学系(部門)を編成し、多数の専門コースで学系を構成する。

理学系

本学系は、新たな科学技術の開拓に向けて、その基礎となる科学知を学び、さらに工学の発展に寄与する。

数学・物理学・化学・数理情報学の4つのコースから編成し、全体に理学的側面を強調しながらも、基礎科学から応用面まで含めた幅広い学識を得ることができるように教育研究を進める。

生命理工学系

本学系は、遺伝子治療、人工臓器、福祉機器など、人間の健康な生活を支える技術の開発、さらに生物機能を利用した安全で有用な物質の開発を目指す。

生命工学、電子情報工学に基礎を置いたいくつかの分野から構成される。生命・生体工学に関連性を持たせながら工学の基礎分野の習得を行える教育カリキュラムの編成を行うと同時に、幅広い知識を得ることができるような教育を進める。

情報システム
デザイン学系

本学系は、コンピュータ技術を基盤とした総合的な情報学を探究し、加えて、社会と情報の関係に精通した視野の広い技術者を養成する。

文理複合的学系として情報、ネットワーク、コンピュータ、現代社会、表現創造に関わるいくつかの異なった分野から構成し、互いに統一的かつ協調性を持った教育課程の編成を行う。同時に広い学識を得ることができるような学系共通カリキュラムを基に教育研究を進める。

電子・機械工学系
建築・都市環境学系

本学系は、基礎工学である機械・建設を基礎にエレクトロニクス技術を加えて将来の循環型社会を構築する。

従来の機械工学・建設工学を中心にし、電子工学分野や新たな先端工学分野を含めた5コースより構成する。各コースはそれぞれの特徴を生かした専門性の高い教育研究を行うと同時に、学系全体として広範囲にわたる工学分野をカバーし、グローバルな視点を有するエンジニアの育成を目指す。

PAGE TOP