修了要件
修士課程に2年以上在学し、所要科目30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査および最終試験に合格することによって、修了することができます。ただし、在学期間に関しては、優れた業績をあげた者については、1年以上の在学で修了を認めることがあります。
授与される学位
- 理学専攻:修士(理学)
- 生命理工学専攻:修士(工学)
- 情報学専攻:修士(情報学)
- 電子・機械工学専攻:修士(工学)
- 建築・都市環境学専攻:修士(工学)
理工学研究科は、この4月から新たな体制へと生まれ変わりました。科学技術の急激な進展と様々な研究領域の融合に、より機動的に対応することができるよう、従来の4専攻体制から、(理学学部5学系体制に接続する5専攻体制)へと移行しました。このことにより、現代社会の多様な変化に機敏に即応できる体制の基礎が形成されたことになります。この仕組みを生かしてさらに教育・研究環境を充実させ、大学院の活性化に取り組んでいきます。
日々進歩してゆく科学技術と多様化する価値観に適応可能な研究者・技術者であるためには、基礎学力のみならず、広い視野をもって柔軟に対応していく能力が今までにも増して求められています。専攻や部門の枠を超えて、ここで行われている夢のある先端的な研究や開発に積極的に触れて、自ら問題を発見し解決する能力を養うことができる場を広く提供する、これが基本方針です。
その実現のために有給の副手制度を活用して学部教育への参加を促し、多様な学生に教える経験を通して基礎学力・情報伝達能力の強化を図っています。また科学技術の国際化に対応するためには英語能力の向上が欠かせません。海外研修制度の利用、国際学会への参加を奨励して英語力向上を図っています。さらに外部研究機関との共同研究、社会人への公開講座、講義の夜間開講などの様々な企画を積極的に実施・推進することにより、社会的に開かれ、地域とのつながりを重視した研究科を目指します。このような活動を通して視野の広い自立した研究者・技術者の育成に努めています。
修士課程に2年以上在学し、所要科目30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、修士論文の審査および最終試験に合格することによって、修了することができます。ただし、在学期間に関しては、優れた業績をあげた者については、1年以上の在学で修了を認めることがあります。
自立性と 課題探求能力の育成 |
授業の履修においては、学生が専攻の枠にとらわれず独自の学習計画を立て、学際的に選択できるカリキュラム編成を行っています。研究活動においては、院生一人一人が独自のテーマについて創意工夫し、計画を立てて、実行することにより、問題発見能力と解決能力を養えるように指導しています。また、コンピュータを使ったプレゼンテーション、インターネットの利用など、IT技術を活用できるように教育研究環境の整備に努めています。 |
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国際化への対応 | これからの技術者・研究者にはしっかりした国際感覚が求められます。そのために海外で開催される国際会議での論文発表を奨励する助成制度を設けています。この制度を利用して多くの院生が国際的な経験をつんでいます。また、本研究科はアイオワ大学と学生交流協定を結んでおり、単位取得を目的とした留学制度があります。コロラド大学、コースタルカロライナ大学での短期語学研修制度も実施しており、英語教育に力を注いでいます。 |
他大学との 単位互換協定 |
本研究科は首都大学院コンソーシアム、東京理工系4大学および東洋大学大学院工学研究科と単位互換協定を結んでおり、他大学大学院の講義が履修できるようにしています。 |
昼夜開講制 | 社会の要請と期待に応えるために、各専攻とも昼夜開講制を導入しています。これによって社会人が大学院で勉学することが容易になっています。 |
奨学金制度 | 本研究科では、優秀な学生に勉学の機会を幅広く与えるために、いろいろな奨学金制度を提供しています。貸与奨学金制度や副手制度があり、多くの学生がこれらの制度を利用しています。 |
部門制 | 各専攻にそれぞれ2〜3の部門を設置し、部門独自の科目区分を設けることにより、広さと同時に専門分野における教育・研究の深化を図っています。 |
修了年限の短縮化 | 修士課程の修学は2年が標準ですが、優れた研究業績を修めた院生は1年で修了可能です。以上のような特色をもつ本研究科へ、意欲ある学生が入学することを期待しています。 |